アラサーOL 東京迷子日記

迷子なわたしの日々と迷子なアラサー女たち

不倫と言う名のファンタジー

こんにちは、とらこです。

すっかり夏が終わってしまいましたね。

 
最近昔買った本を読み直すブームが来ています。
その時々で買う本のジャンルが全然違って面白い。
こないだ読み返したのは、唯川恵の瑠璃でもなく、玻璃でもなく。

 

瑠璃でもなく、玻璃でもなく (集英社文庫)

瑠璃でもなく、玻璃でもなく (集英社文庫)

 

 

普段恋愛小説は読まないのに買った当時は相当血迷っていたのでしょうか。

久々に読んでみたら「こんな上手いこといかねーよww」としか思えず、やはりこれはお伽話のカテゴリーなんだなと。
 
この年になると既婚者とうんちゃらかんちゃらというのもありがちな話。
学生時代より明らかに既婚者と出会うきっかけが多くなるから、確率としてはぐんと増えてもおかしくない。
ここでは倫理観云々の話はさておき*1、個人的に思うのはこの本の主人公みたいに本気になったら絶対負けだ。
 
ちやほやされたって、甘い言葉を囁かれたって、それは相手にとっては非日常だから言えること。
本来だったらしてはいけないことだから、自由市場ではない制限された環境だから、ただアドレナリンがどばどば出ちゃってるだけなんです。
それをちゃんと頭の隅に置いておかないとねって思うのです。
秘密の共有なんてそれだけでドキドキするじゃないですか。
学生時代に親の目を盗んで・・・的な。
 
自分の周りの男性を見ていても、結婚すると明らかに魅力が増すんですよね。
なんか自信が付くと言うか、急に安定感が増す。
もしくは恋愛市場に身を置いてないことから生まれる余裕が逆に魅力的に感じるのかも。
その独身男性には出せない空気感がずるいんですよ。 
 
さらに言うとアラサー以下は所謂草食男子と呼ばれる人たちが多かったのではないでしょうか。
女友達の延長みたいな男性に囲まれていたら、バブル世代の余波を受けている世代の男性には太刀打ち出来ません。
だってぐいぐい来られるんだもん。なんて女性に自分に対する言い訳の余地を与えてくれる。
その意志ある余白が女性の心を取り崩す武器なのではないかなと思います。
 
トイアンナさんも不倫についてのコラムを書かれていましたが、大いに頷いたのが真面目でいい子ほど陥りやすい!
真面目に生きている分、虚像のファンタジーランドへ迷い込んでしまう姿は涙なしには見ることが出来ません。
 
 
行きは良い良い帰りは怖い。
皆様ファンタジーはほどほどに。
 

*1:でもさておけるのは自分が独身だからだと思う。自分に旦那がいたらもっと大騒ぎしているかも